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よしかた産婦人科
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『おっぱいライフの終わり』 「○○ちゃん、もう2才なのにまだおっぱい吸ってるの?」 当院スタッフのお子さんが、保育園の先生から何気なく言われた言葉です。 この言葉を聞いて、 “本当に!? 2才でまだおっぱいすってるの!?” “ん?2才でおっぱい吸ってるって、いいの?ダメなの?” “え!保育園の先生でもそんなこと言うのー!!” 色々反応はあると思います。 2002年(平成14年)全ての母子手帳から『断乳』の文字が消えました。(平成9年の横浜市母子手帳は既に削除されているので、横浜市は進んでいたのかも知れません。) ですが、それまでにあった 「1才までに断乳しなければならない」という、考え方が今も根強く残っているなぁ、と、思う事がまだまだ多くあります。 産師外来で妊婦さんとお話しするとき、ここ15年同じ質問をしてみています。 Q『おっぱいって、いつまで吸っていると思いますか?』 5-6年前まで一番多かったのはやはり「1才」それまでの行政の保険指導がいかに行き届いていたかが分かります。 でも、ここ数年同じ質問に「2才」「3才」と答えてくれる妊婦さんが、少しずつですが増えてきました。 “お姉ちゃんの子が2才でも吸ってる” “保育園のお子さんが3才まで吸ってる子がいた”(保育士さん)などなど。 2才や3才でも吸っている子をみたことがある! 吸っててもいいんだ!! に、世の中の認識が少しずつ変化しているのでしょうか 確かに、私自身も “子どもが自然におっぱいを吸わなくなるまで、何歳まででも吸っていていい” と言うことは知っていたものの、実際に6才の子がおっぱいを吸ってる姿を見たのは助産師8年目の時でした。 その子は、小学校入学式前日まで吸う!と、鼻息荒く教えてくれました ますば、母乳育児を続けるお母さんと赤ちゃんを見守る人達から、何歳でもおっぱいを吸っていてもいいんだ。という認識が浸透するのが大事ですよね(*^.^*) そんな話をスタッフの間でしていたら、裕美先生が幼少期にお母様に歌ってもらっていたという子守唄を教えてくれました。 『ママのおひざ』と、いう歌です。 ママのおひざはよいおひざ いつでもわたしがだっこすりゃ おいしいおっぱいにおいます ママのおひざはよいおひざ 昭和26年の童謡です。 「おひざに座るような年齢でもおっぱい吸ってたって事よね~」と、裕美先生。 確かに~!。 ちなみに3番には、電車の窓からジープを眺めている歌詞もあるんです。 結構大きい子ですよね。 いつまでおっぱいライフが続くのか? 短いと10ヶ月くらい、長く吸う子は6才。もしかしたらそれ以上の子もいるかも?! いつまで吸っていてもいいって分かっていても、おっぱいライフの最中は、正直ちょっとめんどくさかったり、寝不足だったり、痛みを我慢してたり、そろそろやめくれないかなぁって心の中で思ったり、でも、思う存分吸わせてあげたいし、いいコミュニケーションだし、嬉しそうに吸うし、「おいしい!」って笑顔になるし、病気の時には何よりの薬だし、あげてるようで実はママの方が沢山のものをもらっていたりもして…。 沢山の揺れ動く気持ちの中でおっぱいライフを過ごしているママもいるはず。 おっぱいにバイバイする日は必ずきます。 その時期は、そのペアによって違うもの。 だからこそ、周囲の人達が理解し見守ることが必要なんだと思います。 写真は当院助産師のお子さん達(1才~5才) 皆まだまだおっぱい大好きおっぱい星人で~す。 それぞれに色んなエピソードがあって、おっぱい頑張ってるママさん達にお聞かせしたいお話もた~くさん <二人で飲むおっぱいはサイコー> <まだまだおっぱい堪能中反対側は下のお子さんがいまーす> <はぁ~落ち着く~おっぱいあると良く眠れるんだよー> <折に触れ何度も読み返している本。おっぱいライフに迷ったら開いて欲しい一冊です> 助産師:大西
2020-10-11 15:16:11
よしかたスタッフの日々つれづれ | コメント(0)